ベーシックコースの後は、アドバンスコースをご案内できます。
名前からまあ大体察するとは思いますが、単純に上級者になったからアドバンス！ってわけでもないんじゃないかなって思います。
私は主にベーシックの技で16年やってます。講習会にも新しい手技を増やしに行くというより、今の手技をより良くするコツを教えてもらいに行ってます。
当スクールのアドバンスは、私がベースにしているCCAスタイルではレベル3.4に当たります。
これは、ベーシックの流れを、もっとパワフルにしたバージョンになります。アドバンスは指ではなく「足裏」「膝」「肘」「腕」をお客様の身体に置いて体重を寄せる手技が多いです。ストレッチもアクロバティックな印象が。
◆ 基本は、もうできてますか？ ◆
アドバンスは小柄な人向きと言われていますが、そうでもない。指を多用して傷めてしまった時やそうなりそうな時にはとても良いです。
しかし、初めて人の身体に触るレベルの方やまだタイ式の動きが安定していない方には危ないです。そのために、ベーシックコースを終えた方だけがアドバンスを受けることができます。CCAの本校もです。経験者さんだったら相談してアドバンスからでも許可が降りることもあります（10年前の情報です）
そもそも、基本姿勢が出来ていない人は、アドバンスの手技をしてもパワフルにはならなくなります。まだ感覚の優れた指でやった方が気持ち良いと喜んでもらえます。ベーシックでもアドバンスでもどちらでも良いですが、よりお客様が喜ぶ施術を目指したいですよね。
別に指に負担を感じなけれれば、アドバンスのテクニックに固執する必要もないです。ベーシックにも少し腕圧の手技を勉強しますし。同じ手技を毎日毎日繰り返せば、より上手くなります。
体重の軽い方は悩むと思いますが、実際は40キロ弱の方でもしっかり効かせられる人もいます。つまり、基本ができてるからです。力が弱いと言われてしまう人は、基本姿勢の見直しが先！
私個人の意見では、リラックス時（でも集中はできてる）の方が良い圧が入ります。だから「慣れ」と、そうなるまでの「自信」も。
◆ で、アドバンスは何が良い？ ◆
※ここで言う「アドバンス」はCCAテキスト上のアドバンスの話です。学校・講師によって内容は違うものです。
…より「タイ古式マッサージ」っぽい施術になります。難点から言うと、密着は多くなります。
疲れない、と言う話も出てますが、それはちゃんと習得した後の話。レッスン中はめちゃくちゃ疲れます。大技もあるのできちんと習得できるまでは「聞いてない…」って思うはずです。まあ、仕事なので当たり前の範囲内では疲れますよ。
もちろん、それを解決するアドバイスするのが私の仕事です。私もそれほど大柄ではないし、特に運動してないアラフォーなので体力だって全然ないです。
まあ、身体の動かし方とかあるんですよ。てこの原理的な力を使ったり、回転の運動でコロッと動かしたり。それ、覚えてもらいますね。身に付いてしまえば、めちゃくちゃ楽しいですよ。
さて、セラピスト目線の話ではなく、お客様のお話です。セラピストさえ良ければの話だと、お客様は喜びません。離れていきます。
◆ お客様にとってのアドバンス ◆
足裏を使った手技が好きな方が多いです。これは表面積の広くあたりの柔らかい足裏だからです。全体重乗せても全然平気です。気持ちいいです。
腕、肘、膝は足裏よりは硬かったりシャープな感触にはなりますけど、ちゃんとできれば気持ち良いです。
ベーシックを習得しきれていない人の指圧がキツツキだったとしたら、
ベーシックとアドバンスを習得しきった人の足圧はゾウに踏まれたようにずっしり（死なないです）しっかり効きます。
ストレッチも動きが大きくなるのでヤラレタ感を得られます。
◆ 注意したいこと ◆
アドバンスを習得したら、当然アドバンスをやりたくなると思いますが、全てのお客様に向いているわけではないんです。
相手の柔軟性によって危険な手技もあるし、できないものもいくつかあります。無理やりやったらお客様が危険にさらされるので無理しないでください。
自分の指を守るためにアドバンスの手技を多用するのは間違いではないですが、アドバンスの手技が上なわけではないですし、お客様の好みだってあります。セラピストだけが楽しい時間にしないこと。
ちょっとしつこいですが、とにかく「基本」を整理することがとても大事。どんな手技も大体基本を守れば上手くいくものです。
アドバンスは「マスト」ではないですが、お客様の満足度、タイ古式マッサージを受けているという特別な時間のために、ご興味があれば是非とも習得しに来てくださいね。
CCAベーシック習得者さんは違いを感じながら楽しんでくださいね。
また、ベーシックを何回か繰り返し学べる「インストラクター養成コース」もインストラクターになるつもりはなくても上達に役立つコースです。
受講を真剣に検討している方なら、色々と相談して下さるとありがたいです。
それで、
Comments