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執筆者の写真HITOMI BABA

映画「21世紀の資本」

こんにちは。


先日の休日に映画「21世紀の資本」見てきました。


先に映画館の情報ですが、私が利用している吉祥寺のアップリンクは席の間隔を空けて予約をとっています。平日午前9時台にスタートするものはコンビニより空いております。


私にとってこの映画館は必要なので生き残って欲しいので微力ながらチケット購入。エコバッグも買うつもりがオンラインのみか売ってなかったので探さなきゃ。


皆様、7月からコンビニもレジ袋有料化ですからね。お買い物が楽しくなるような好みのマイバック探してくださいね。


相変わらず、長い前置きにお付き合いありがとうございます。





さて、この映画、どこかの告知で知ってはいたものの、ワタクシ、経済とかお金とか政策というものに逃げ腰なダメな大人です。


今回のコロナ騒動で「そういう大人」も考えさせられたわけです。


ちょうど先日、去年の夏に国保の2年まとめ前納の引き落としがあり「忘れてた!」とひっくり返っていたところですが。


確か、国民年金は前納した方が割引あります。国保は自治体によるかと思いますが杉並区はないようです。私はクレジットカード払いのポイント狙いと払わない人が多いと破綻するから先に払うのです。




この映画は、「唯一無二の学べる映画」として、一生懸命働いても多くの人が「豊か」になれない、縮まらない「格差」のカラクリを説明してくれています。


ドキュメント映画ですが、2013年にフランスで出版され、14年には日本でも翻訳版が販売された「21世紀の資本」が原案。作者のトマ・ピケティ氏が解説しています。分厚過ぎてみんな最後まで読めないそうです笑


下記、経済に不慣れな私の文章ですので間違いや愚かな見解などあるかと思います。感想文であり、思想の押しつけではありません。それを心に置いて読んでいただけたらと思います。


私が理解した範囲での話なのですが、「富の独占」というものがキーワードになります。一握りの金持ちが、土地を独占し、他人を奴隷のように拘束し、暴力でお金を生む労力を支配しました。


映画の中での実験で、ボードゲームのシーンが出てきます。


最初にコイントスをして、どちらかが「金持ち」残った方が「労働者」になります。これは運でしかないのです。


そしてゲームは「金持ち」役が圧倒的に有利になるようなルールになっています。馬鹿みたいなルールなんですよ。


で、不思議なことに、金持ち役は揃って態度が横柄になるとのこと。労働者に暴言を吐いたり、声が大きく、コマを進める手つきが荒くなるという結果に。


ゲームは金持ち役が勝ちます。そういうルールになっているので自然に勝つんですが、最初のコイントスでもう勝負は決まってたんです。運です。しかし。金持ち役の人間はそれを認めず自分の采配のおかげだと信じてしまうのです。


今でもどこかの国ではそれが残っているんでしょうね。


「平等」は自然には起こらない。御伽噺ではないんだよ。


そんな言葉が記憶に深く残っております。




私は、お金の動きを時々ゲームのコインのように思うことがあります。私の通帳に100万円が入ってきたら、私が持っているのは100万円ではなく、100万円を動かす権利です。


10人の人間を10万円で雇ってパン屋を開き120万円分のパンを製造させると、私には20万円の利益が入ります。(経費のことは今は無視)




ここで私が「いつもの倍働いて製造量を倍にしましょう」と従業員さんたちにお願いしてみると、240万円の売り上げが出来ました。

お給料をそのままにすれば140万円の利益を得るわけです。歩合制にして給料も倍払っても、私の利益は40万円と倍になるのです。


格差を生ませるのは、前者のお金の使い方をするから。利益を独占しちゃうわけです。お金、資本を手にしたら全員で金持ちになる手段を選ぶこともできると知っておいた方が良いですね。


ここで私のオタクの話をしますが、私はお気に入りの中国人アイドルがいます。彼は中国の普通階級の出身。苦労して韓国でアイドルデビュー後、ブレイク。が、色々あり韓国の事務所に籍を置いたまま中国で活動しています。


そうして瞬く間にトップに立ったわけですが、彼は分厚いビジネス書を読み、経済学の教授の授業を受講し、めちゃくちゃお金のことを学んでいます。共産党員の親族がいるようですが、エリート意識や高圧的な面はあまりないですね。


新人の時からベテラン並の寄付活動に精を出し、自国だけでなく籍のある韓国の事務所にもマネジメント料を納め、国籍問わず気に入った人間と仕事をします。


予想に過ぎませんが、彼はお金が欲しいのではなく、音楽をただ作っていたい人であり、それを発表する場所が欲しい人なのかもしれません。オラってる写真をインスタに投稿することもなく、活動に関する写真が多く、デビュー前の後輩にご飯を食べさせたりおじいちゃんみたいです。


今ではものすごい額のお金を手にできているようですが、「正しく分けるためにお金を集めている」のかなと思います。


そういう理由で、私はこの人を支持してるんですよね。



私は父も自営業者でしたので、ガチ資本主義なお家で育ちました。両親は優しかったです。子供たちによく投資してくれていたのではないでしょうか。3人兄弟の中で極端に勉強が嫌いな人間もいなくて、努力すれば報われるという法則を理解して育ったと思います。特別裕福なものもいないし、全員が「中流です」という雰囲気。特化したものを持たないから、この現代では漠然とした不安を抱える一般市民です。


映画の中で「3分の2の人間が両親より金持ちにならない」と出てきました。格差がこのまま進めばそうでしょうね。


まあ、両親と比較しても仕方ない。日本は人口の激減(その理由も大事)によりそもそもマンパワーが不足し経済落ち込みます。


貧乏でも暮らせては行けますが、搾取されるのは気にくわない。せめて平穏に暮らし、若い世代が希望を持って生きていけるような政治や保険、これから一般市民が個々にでも出来ることを導いていく映画ですので、機会があれば、ぜひ観ていただきたいなと思いました。








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