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執筆者の写真HITOMI BABA

チネイザンと、便秘で苦しんだ私


先日、チネイザンの勉強会に参加してきました。 実はトラブルも多いチネイザン。間違ったやり方をすればもちろんそうなる。お話しただけでも緩む方はいますが、表面を撫でるだけじゃ少し足りない。私は気功を学んでいるわけではないので、触れずして相手の問題を解決してあげられるなんて思ってないです。気功師でもカウンセラーでもなく、私はセラピストです。

サロンメニューとしても人気の高い「チネイザン」を「受ける」「行う」ということを、久しぶりによく考えてみました。 私がチネイザンを知ったのは10年くらい前です。子供の頃からのものすごい便秘で悩んで苦しんで、手術とかあるなら受けたいってレベルでした。 便秘知らずの方にはわかりにくいかと思いますが、身体に不要なもの・有害なものが体内に入る入口(腸壁)でずっとたむろしてるようなものです。 腸内でどんどん水分を奪われていく便は硬く、上から圧を加えられるとすごく痛いんです。お腹も張って苦しいし身体どころか気持ちも重い。なんで私がこんなに苦しまなきゃいけないの!とずっと嫌な気持ちでした。 一番苦しかったオーストリア留学時代、セラピストの同級生の日本人女性が私を便秘とからかい「腰のマッサージとかしたら?」といきなり腰を掴んで来た時がありました。痛かったし、どう考えても労ってくれてるわけでもないし、ものすごい気分悪かったです。

あんなのでもセラピストになれるんだなと思いましたよ。

初めて本家タオ・ガーデンでパッケージになっていたトリートメントを2泊滞在で受けた時、チネイザンが2回分含まれてました。 1回目、正直、痛かったんです。もともとお腹のマッサージが痛かったりくすぐったいから苦手で。結果、便は出なかった気がします。翌日も受けなければならないのが嫌でした。 翌日はセラピストさんが変わり、全然痛くなく、しっかり温めてくれたので一安心しました。それでも私には効果は出なくてまた諦めてました。

タオガーデンのせいじゃないです。私がちゃんとチネイザンを理解してなかったのもあるし、元の生活に戻ったからです。今はわかります。

それから数年はチネイザンのことは忘れてましたが、チェンマイのスクールのロイクロやCCAでは先生の施術を受けました。 それぞれ個性がありましたが、私はCCAのキム先生が合いました。今思うのは、付き合いが長く信頼してたからかもしれません。多少痛かったですが、私の様子を良く気遣ってあまりに痛がるところは省いてくれました。それでも、効果バッチリだったんです。 数日したら元通り。だってチネイザンのことちゃんとわかってないままいつも通りの生活してたから。

ちょうどスクールを立ち上げたばかりで不安しかなく、症状は悪化してました。そんな時再び日本でチネイザンの名前を聞き、チェンマイのオンスクールで学べるとのことで、もう一度トライしてみようと思ったんです。 リンパ、血液の流れ、自律神経との繋がりを理解したら、後は簡単でした。腑に落ちたって感じです。 腸が働きを鈍らせて残ってしまった便を、力で出すんじゃないんです。腸を正常な状態に戻して自身の腸が出すんです。するっと自然に排泄する事を私は望んでたんです。

大事なことなので、もう一度。

力で押し出すのではなく、自然にするっと出る事を望んでるんです。

全くの無痛ではないとは思いますが、気持ち良さを感じ、相手を信頼して出せる身体に導かれる。そんなのがチネイザンだと今は思います。 ただし、チネイザンはセルフケアです! 「クヨクヨしない!」という本人の気持ちも重要だし、食や睡眠、運動などの生活も。それからストレスとの付き合い方かもしれません。 私は今でも忙しい日が続くと出ないこともあります。そんな時はゆっくり湯船に浸かったり、少し早く起きて時間を作ったりします。「出来ない」と決めつけず、やるんです。 今までもセルフケアとしてのチネイザンレッスンを受けに来てくださる方も多かったですし、今後、セルフケアに特化したコースをショートで作る予定です。 オンスクールのティーチャー資格が剥奪されてしまいましたが、医師監修の国際メディカルセラピー協会に登録させていただけることになったので、ロングの本コース(36時間)はそちらからディプロマを発行致します。

ただいま準備中です。2019年4月から切り替える予定でおりますが、3月までは旧価格でディプロマ発行は希望があればMang Gornから発行します。

ディプロマは、どこで誰から学んだかの証明になります。資格とは本来違うものです。

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