こんにちは、インストラクターの馬場です。
今日は最近の生徒さんの修了証書を受け取りに、横浜まで足を運んできました。
で、今回は特に質問されたわけじゃないのですが、よく聞く「修了」について。
Mang Gorn(マンゴーン)で使っている「修了」は「レッスンを漏れなく全て受けました」という意味で使ってます。
よく「資格」という言葉も耳にしますが、本来の意味では実はちょっと違うものです。
タイ古式マッサージは現在の日本では国家資格ではありません。他のスクールでも「資格」というものも全て「修了」ではないかなと。悪意はなく、伝わりやすい言葉で表現しているのです。
資格が無いからと言って、タイ古式マッサージの施術は違法ではありません。
過去の生徒さんで鍼灸師の国家資格を持っている方がいらっしゃいました。身体の事はよく知っていました。でもタイ古式マッサージのことは何一つ知らないし、医療のマッサージは出来てもタイ古式マッサージは出来ないんです。優劣の話じゃないですよ。ただ身につけていない技術をお客様に出来ないというだけのこと。
じゃあ、習えばいいじゃん!
その鍼灸師の生徒さんはタイ古式マッサージを習得したくて来てくれたので、教えて、習得して、それで修了しました。 今でも両方の技術を使ってお客様に喜んでもらえているようです。
リラクゼーションサロンでは、医療行為などを行うわけではありませんので、そもそも資格は必要ありません。必要なのは「ちゃんと修了する」です。
ただ、残念ながら、日本人は「資格」という言葉の方が好きです(笑)
きちんと修了した方は施術を行う「資格がある」と思いますよ。
修了証書を持っていなくても、どなたかに技術や必要な座学を習って「習得」つまり必要なレッスンをキチンと修了していて、自信を持ってサービスとして提供できるならば、お仕事としてもできると思います。
自由ではありますが、出来もしない危険な手技を先走ってやったらダメですよ。
では、修了証書に全く意味が無いかと言ったら、私はそれなりに有ると思います。
まずは、習得して修了。これがマスト。学ばなければ、出来ないですよね。今はサロン研修というのもありますが、私はサロン研修をしていた立場でもっと深くもっとみっちり教え込みたいという欲で独立しました。
それと修了証書。学び終えたところでも充分ですが、個人サロンの方は形として持っていた方が説得力はあります。
セラピスト自身は修了証書が無くても問題無い、というのを知ってますが、一般のお客様はこの世界のことはよく知りません。まだどこでどのように学んだ人なのか気にされる方も多いのです。
大事なのは、一般の目の前にいるお客様を不安にさせないこと。自分の身体を任せたいと思ってもらうことです。
それでも証書は要らない方には、ゴリ押ししませんが、タイの本校のレッスンを修了したことになりますので、レッスンの思い出と共に大事にしてくれると私は嬉しいです。
結果ももちろん大事ですが、プロセスはもっと大事に。よ~~~く味わいながら学んでください。