こんにちは。馬場です。
今日は午前中に整体学校の方とお話をしてきました。
技術だけでなく、「プロ」としてとことん育てることを目標にしていらっしゃる学校です。
(個人的にはホームケアで習いに来る方も歓迎ですが)
高い技術を持っていても、誰かを心から癒したいと思っていても、無言で待っているだけじゃ誰も声をかけてくれません。
ぽつ~~~~ん・・・
技術、心の他に、前向きさや自信は必要です。
自身の無さは表に出ます。どんなに綺麗な心のセラピストさんでもおどおどされちゃうとお客様も緊張しちゃいます。ふてぶてしいのも腹立ちますけどね。
今日お会いした方がおっしゃったことで心に残ったのが
「不安なら学ぶべき」
不要な不安はお客様のためにも自分のためにも消さなきゃ。
学ぶのは、技術だけじゃなくね。世間の人の感覚で「求められるもの」「提供するもの」を知っておいた方がいい。
欲しいものだけあげても、相手の身体を傷つけることだってあるし、お客様が思い描いていたものと違う結果を与えてしまう可能性もあります。
ぴったりの施術法、考え方、ケアを提案して納得してもらうにもまた自信って必要よね。
私だってまだまだ不安はありますよ。だから学んで考えようとしてます。
失敗も後悔も多いですが、失敗しないと知らないことも多いです。
それから、その後に少し時間があったので「久しぶりにタイマッサージ受けに行こう」と思い立って予約しました。
初めての方が良く選ぶ60分くらいのコースで何をどうするのが良いのか感じたかったから。
「赤坂に上手い店がある」と整体などでもよく聞くから赤坂のお店にしました。
行ってみたらタイ人のお店。結構老舗なんじゃないかな?
若いタイ人の男性が担当してくれて若干荒い感じはありますが、強さの加減もマメに確認してくれたり腰のどこが痛いのか具体的に聞いてくれたり、カジュアルな接客で良い距離感。
以前、温浴で「どこが疲れてますか?」「力加減どうですか?」等の最低限の会話もしてくれない人がいてちょっと萎えた経験あります。
割と思い切りやってくれて、「アナタ、強い好きだね」と言われましたが危ない部分は慎重さを感じたり
ひとつひとつ、正確に行うのを心掛けているのが伝わる施術でした。
結果、75分でも大満足。さすが都心のタイ古式は良いなって思い受付に戻りました。
ママさん「どうだった?」
ババさん「めっちゃ良かった」
ママさん「彼、これ初めてなんだよ」
ふぁ??? ってなりました。
確かにデビュー戦って一番気合が入るので、集中力半端ないのですが、それプラス本人の明るさや思いやり、基本の人間性もあったでしょう。
職業欄に「会社員」て書いた私もここで「実は私、日本人にタイマッサージ教えてます」と身分を明かしました。
一瞬「え?」ってなりましたが、「彼は良かったです」と言うと笑ってくれました。
そしたらママさん「私ももっと勉強したいから習いに行く~~」って。
こういう明るさ良いですよね。「ママさん、私より上手いはず」って答えました。私がこの方に教えることは多くないんじゃないかなって感じたので。
最近は新規サロンの研修で「初めてのタイ古式」と向き合う姿をよく見ています。
私も15年前に初めて担当させていただいた方のことをいまだに覚えています。
今日のこの互いに何も知らない状態での偶然が私と新人セラピストさんに良い機会を与えてくれました。
どうにかしたい思いやりと責任感、集中力、積み重ねから生まれた自信。
たまに思い出さないとね。